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見やすさ?使いやすさ?

 本日、ソニーから新しいHDV対応のハンディカム「HDR-HC3」が発表になった。今回は、前モデルを20%も上回る軽量化に成功。HDMI端子の追加、操作性も、やっと上からテープの出し入れが可能になるなどの改良が施されている。

 しかし、どうだろう。よく仕様を見てみると、動画記録時の画素数が若干減り、照度も少し落とされている。また、マイク端子や前モデルではあったフォーカス・ズームリングが撤廃され、設定メニューでの操作になった。これでは撮影しながらの細やかな操作は不可能だ。

 軽量化され、使いやすさを謳う反面、記録される映像側から比べると、若干落ちてしまう今回の新モデルとなった。

 こういうケースは例外ではない。最近の世論は、「見やすさ<使いやすさ」に変わってきているのだ。例えば、携帯やiPodで映像を楽しむ。実際、小さい画面で観にくいはずだが、それでも構わないと言う人が多い。また、ストリーミング配信での映像が盛況なのも、画質は悪いが見られればいい、と言う人がその大半である。
 テレビの世界でも、見やすい(画質が綺麗な)ハイビジョンに対応したテープよりも、以前から使用されていたハイビジョンに対応していないテープの方が使いやすいのが理由で、元の画質が劣化するのにも関わらず、未だに使用されている。

 テレビのサイズや、携帯電話の液晶など、どんどん開発が進んで大型化し始める中、人々は「見やすい=操作が面倒」というイメージを持っているのではないかと感じる。テレビに関しても、B-CASカードが云々。携帯に関しても、液晶が大きくなればなるほど設定しなければならない項目も増えるからだ。もし、このイメージが定着したままになってしまうなら、見やすさよりも、とにかく使いやすいモノへ走っていってしまうのだろうか?
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【2007年4月8日まで公開】